イメージ画像

About us
概要

総括目標

沖縄県の総括目標

幼児児童生徒一人一人に「生きる力」の基盤となる
「新しい時代をつくるために必要 とされる資質・能力」を育む

成果指標

児童生徒の学力状況の判断は全国学力・学習状況調査を指標とし、特に以下の結果をもとに総 合的に判断する。

  • 小学校全科目において全国平均正答率以上の維持及び中学校全科目において全国水準まで向上
  • 平均正答率30%未満の児童生徒の割合及び無解答率の減少
  • 児童生徒質問紙における学習意欲等に関連する項目の数値の向上
  • 学校質問紙の「授業における基本事項」等に関連する事項の数値の向上

基本方針

  • 「確かな学力の向上」、「豊かな心の育成」、「健やかな体の育成」や「基本的な生活習慣の確立」 に係る事項について取組の充実を図る。
  • 家庭や地域社会における生活を基盤に、基本的な生活習慣等を形成するとともに、学校における 授業等でこれからの時代に求められる資質・能力を身に付けさせる。
  • 「確かな学力の向上」については、「学力向上推進5か年プラン・プロジェクトⅡ」に基づいた取 組を推進する。
  • 学校・家庭・地域・行政機関が連携し一体となり、子供一人一人に寄り添った取組を推進するこ とにより、「生きる力」を育む。

取組の重点

全国学力・学習状況調査の結果や学習指導要領が示す子供たちに必要とされる資質・能力(学 びに向かう力・人間性等、知識・技能、思考力・判断力・表現力等)を育むために、学校における 取組の重点を「授業改善」に置くこととする。
また、幼こ・小・中・高・特支が連携し、系統的・継続的な授業改善の推進を支える方策を明確 にし、地区全体で一体感をもって推進することで、子供たちに確かな学力を育む。
「学力向上推進5か年プラン・プロジェクトⅡ」における3つの視点「自己肯定感の高まり」「学 び育ちの実感」「組織的な関わり」から5つの具体的な方策を通して授業改善・学校改善を推進する。

01 幼こ・小・中・高・特支が連携し、系統的・継続的な授業改善を推進する。

授業改善の方向を示す3つのポイント
  1. 各教科等で学ぶ意義・身に付けさせたい力を明確化(何ができるようになるのか)
  2. 各教科等の指導内容の吟味(何を学ぶのか)
  3. 各教科等の指導方法の工夫(どのように学ぶのか)
各学校の取組
  • 「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業へ
  • 子供たちに必要とされる「資質・能力の3つの柱」で整理した評価計画へ
  • 「カリキュラム・マネジメント」を生かした指導計画へ

02 「授業改善5つの方策」を地区全体で共通実践する。

方策1 日常化する【質的授業改善】
方策2 そろえる【組織的共通実践】
方策3 支える【発達の支援】
方策4 見通す【学校組織マネジメント】
方策5 つなぐ【学校連携・地域連携】

※方策1~5の詳細については「学力向上推進5か年プラン・プロジェクトⅡ」を参照

取組事項

01 確かな学力の向上

学力向上推進5か年プラン・プロジェクトⅡに基づく授業改善
  • 各種調査結果や学力向上WEBシステムを活用し、「学力向上推進5か年プラン・プロジェクト
    Ⅱ」における「自己肯定感の高まり」「学び育ちの実感」「組織的な関わり」の3つの視点で5つの具体的な方策を実践し「授業における基本事項」等を活用し、課題解決を図る取組を教育計画や年間指導計画に反映させ、授業改善に努める。
  • 子供たちに必要とされる資質・能力(学びに向かう力・人間性等、知識・技能、思考力・判 断力・表現力等)を育むため、主体的・対話的で深い学びを意識した授業を構築する。
  • 学習規律を学年段階に応じて意図的・計画的・継続的に指導する。
学力向上マネジメントの推進
  • 校長は、県や市町村との目標連鎖を考慮するとともに、学校評価等により、学校課題を明確にし、目標の提案を行う。
    Ⅱ」における「自己肯定感の高まり」「学び育ちの実感」「組織的な関わり」の3つの視点で5つの具体的な方策を実践し「授業における基本事項」等を活用し、課題解決を図る取組を教育計画や年間指導計画に反映させ、授業改善に努める。
  • 学校の目標の共通理解を図るとともに、個人の取組目標を設定して実践活動を行う。
  • 学力向上推進プロジェクト推進期間の総括目標「本県児童生徒の学力を全国水準に高め、維持する」に向けて具体的な計画と取組を実施する。
  • 管理職による日々の授業観察とフィードバックや学校OJTにより全校体制による学力向上の取組を推進する。

02 豊かな心の育成

  1. 学校における子供の居場所づくり、児童生徒同士の自治的活動や人間関係づくりを重視し、支持的風土のある学校・学級づくりを推進する。(不登校、いじめ、問題行動等の未然防止)
  2. 道徳の教科化にともない、具体性のある全体計画、別葉及び年間指導計画(34・35週分の指導略案)を作成し、それに基づいた実践を全校体制で進める。また、各学年の内容項目を確実におさえて授業を行う。
  3. 「考え、議論する道徳」の授業を目指し、校内研修を行うとともに、学校公開日や授業参観日等で積極的に道徳の授業を公開する。

03 健やかな体の育成

  1. 学校安全計画、危機管理マニュアルの策定及び改善に努めるとともに、「交通安全教室」「防災避難訓練」「防犯訓練」等の参加・体験・実践型教育の工夫・改善に努める。
  2. 体力向上推進委員会等を設置して、新体力テスト及び泳力調査を計画的に実施・分析し、「一校一運動」を展開するなど、教育活動全体を通じて体力・泳力の向上に努める。
  3. 食に関する指導を年間指導計画に位置づけ、家庭や地域と連携を図りながら望ましい食習慣を形成する指導の工夫・改善を図る。

基本的な生活習慣の確立

生活リズムの確立
  • 早寝、早起きなど、子供の健康的な生活づくりの指導に努める。
  • 朝食をとる、好き嫌いを減らすなど、バランスのとれた食事の指導に努める。
規範意識、マナーの育成
  • あいさつをする、きまりを守る、命を大切にする指導に努める。
  • 身の回りの整理整頓や自他の物を大切にする指導に努める。

各機関の取組

島尻地区学力向上推進委員会

  1. 島尻教育事務所に島尻地区学力向上推進委員会の事務局を置き、各市町村教育委員会と連携し て島尻地区の課題に即した学力向上を推進する。
  2. 島尻地区学力向上推進委員会の活性化を図り、各市町村教育委員会及び各学校の取組の支援をする。
    ○ 地区学力向上推進委員会の開催
    ○ 学力向上推進専門部会の開催
    ○ 「地区学力向上推進強化月間」の設定(4月・9月・1~3月)
  3. 島尻地区学力向上推進委員会においては、地区の実態等を踏まえた取組を構想し、地域、学校、 教育委員会等のよさや特色を生かした取組を推進する。
  4. 各市町村の学校教育担当課と社会教育担当課が連携して、学校・家庭・地域の取組を支援する。
  5. 島尻地区学力向上推進実践報告書を作成し、各団体の取組の成果や課題を明らかにするととも に、効果的な実践等を共有する。

各市町村教育委員会

  1. 学校及び地域の実態を踏まえた重点目標を設定し、学力向上推進計画を作成する。
  2. 学校を中心とした地域ぐるみの学力向上に係る取組を推進するため、学校教育担当課と社会教育担当課が連携した「地域学力向上推進委員会」を開催し、学校の取組を支援する。
  3. 学校の取組を踏まえ、学校が設定した達成目標や取組の実効性を確認するなどの評価を行い、適切な指導・助言を行う。

各幼稚(こども)園・学校

  1. 幼児児童生徒の実態、家庭及び地域の実態に応じた達成目標を設定し、目標実現のための重点的な取組を実施するため、学力向上推進計画を作成する。
  2. 幼稚園は、幼児一人一人に知的好奇心の芽生えを育むため、幼児期にふさわしい生活をとおして、意図的・計画的・具体的な取組を展開する。
  3. 小学校、中学校及び高等学校は、児童生徒一人一人に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、思考力・判断力・表現力の育成を図ることを中核とした具体的な取組を展開する。
  4. 学力向上推進への取組方法や、児童生徒の学力の結果を分析・考察し、成果と課題等を次年度に引き継ぐ。
  5. 計画や実践の成果と課題等を保護者や地域に公表し、連携した取組ができるよう努める。

市町村教育委員会、学校、家庭、地域が連携した取組

  1. 家庭においては、幼児児童生徒の基本的な生活習慣、健康・体力、学習習慣の面から「我が家の実践」や「我が家のルールづくり」などをとおして、幼児児童生徒の健やかな成長をめざした 学力向上を図る。
  2. 地域においては、市町村教育委員会や学校が行う「○○運動」や社会体験活動、学校支援ボランティアなど、PTA、青少年健全育成関係の団体等が連携・協力した取組を推進する。

島尻地区学力向上推進委員会の取組

01 「基本構想」「総括目標」・「めざす子ども像」・「重点実践事項」

基本構想

本県の幼児児童生徒に「新しい時代を創るために必要とされる資質・能力」を育むために『沖縄県学力向上推進5か年プラン・プロジェクトⅡ「充実期」(令和4年度~令和5年度)』に示す「授業改善」「学校改善」に重点を置き、学校・家庭・地域・行政が連携した取組を推進する必要がある。
島尻地区ではこれまで受け継がれてきた取り組みを継続し、幼児児童生徒が「明日も行きたくなる」魅力ある園・学校づくりを目指し、子供一人一人に寄り添った取組を推進することで、「生きる力」を育む。
なお本取組において、保幼こ小の円滑な接続を目指す内容について、文科省の推進している「幼保小の架け橋プログラム」に基づき「幼保小」という表記で統一し表現することとする。

総括目標
幼児児童生徒に「新しい時代をつくるために必要とされる資質・能力」を育む
めざす子ども像
①夢や目標をもち主体的に学び合う子
②生活リズムが身に付いている子
③多様な他者と共生できる子
重点実践事項
幼稚園・認定こども園では
方策 【視点1】
自己肯定感の高まり
【視点2】
学び・育ちの実感
【視点3】
組織的な関わり
方策 (1)
日常化する
【保育の充実】
・幼児期の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活の展開
・主体的に遊び込む環境づくり
・基本的な生活習慣の育成
・「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を考慮した研修の充実
方策 (2)
そろえる
【組織的改善】
・豊かな心を育てる絵本の読み聞かせの充実
・遊びを通しての指導
・「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を考慮した保育
・幼児理解に基づいた評価
・計画的な園内研修等を通した職員の資質向上
方策 (3)
支える
【発達の支援】
・幼児一人一人の特性に応じ、発達の段階に即した指導の工夫
・アプローチカリキュラムの実践
方策 (4)
見通す
【学校組織マネジメント】
・学力向上年間サイクルの活用(各園・各市町村作成)
・カリキュラムマネジメントの実施
方策 (5)
つなぐ
【学校連携・地域連携】
・小学校との連携・接続(幼保小の架け橋プログラムの開発)
・保育園・幼稚園・こども園等の連携
・地域との連携
学校では
方策 【視点1】
自己肯定感の高まり
【視点2】
学び・育ちの実感
【視点3】
組織的な関わり
方策 (1)
日常化する
【質的授業改善】
・単元を見通した授業デザインによる「問い」が生まれる授業改善
・思考を広げたり深めたりする授業
・「めあて」に正対した「まとめ」「振り返り」のある授業
(言語活動の充実)
・ICTの活用等による「個別最適な学び」のある授業
・話し合い活動等を取り入れた協働的な学びのある授業
・教科横断的な学習や探求的な学習の充実
・「指導と評価の一体化」を目指した授業改善
・学年会及び教科会の内容の充実
方策 (2)
そろえる
【組織的共通実践】
・読書活動の推進
・学習規律など、児童生徒の学習に向かう姿勢の育成
(生徒指導の4つのポイント)
・自立に向け計画的に課題に向かう取組(キャリア)
・各種調査正答率30%未満の児童生徒への支援
方策 (3)
支える
【発達の支援】
・子供たちの「自ら学ぶ意欲」を引き出し、高めるような主体的な取組の展開
・互いに認め合い、支えあう集団(支持的風土の醸成)
・児童生徒理解に基づいた支援
・学級活動と連動した自治意識の醸成
(キャリアパスポートの活用促進)
方策 (4)
見通す
【学校組織マネジメント】
・学力向上年間サイクルの活用
・学校の特色を生かしたカリキュラムマネジメントの充実
方策 (5)
つなぐ
【学校連携・地域連携】
・キャリア教育の視点を踏まえた幼保小及び中、高との連携・接続
・地域との連携・協働
家庭では(PTAでは)
  • 市町村を中心とした家~なれ~運動あるいはそれに準じた取り組みを推進
  • 学校行事、地域行事等への参加
  • 早寝・早起き・朝ご飯の徹底 ※徒歩登校の推奨
  • 時間を決めて家庭学習
  • 家庭での読み聞かせ・親子で読書(ファミリー読書)
地域では
  • 地域学校協働活動の推進
    ※学習支援ボランティア等の充実
  • 大人版Go家運動の推進
  • 子供会・地域行事等への参加
行政では
  • 授業改善に係る学校支援訪問・各種研修会等の実施
  • 市町村を中心とした家~なれ~運動あるいはそれに準じた取り組みを推進する
  • 学校・家庭・地域の連携を図り、主体的な取組の展開

年間を通して、意図的・組織的・継続的に取り組む!

02 具体的な取組について

  1. 第1回島尻地区学力向上推進委員会終了後、事務局を通して速やかに各園、各学校、各関係機関に取組の周知を図り、年間を通して意図的・組織的・継続的な取組を周知する。
  2. 本委員会のリンク先を、各園、各学校、各関係機関のホームページ等において貼り付けるよう依頼するなどして多くの方々へ取組(重点実践事項)の周知を図る。
  3. 「学力向上実践状況アンケート(幼こ小中用)」「ホームページ活用アンケート」を1月に実施し、重点実践事項の取組状況等の把握及び改善に努める。
  4. 「島尻地区学力向上推進実践報告」において、各市町村の公立幼こ小中、県立高校及び特別支援学校、地区PTA、行政団体の取り組みをまとめホームページで報告する。
  5. 小中学校へ「魅力ある学校づくり協力実践校」を募集し、魅力をホームページで報告する。
  6. 各種団体へ島尻地区学力向上推進委員会の取組の周知を図り、連携を深める。
  7. 社会教育関連団体及び市町村読書活動担当者連絡会と連携し社会教育や読書についての啓発活動を行う。(啓発活動費)
  8. 社会教育担当を中心に家庭・地域の取組について、実施及び評価・検証の方法等を検討し、取組の充実を図る。

03 事業について

  1. 実践報告のホームページ掲載
  2. 「魅力ある学校づくり(学力向上実践協力校)」実践協力校募集
    小学校(伊良波小学校)、中学校(潮平中学校)決定
  3. 読書フォーラムの開催
    読書の島尻ポスター作成(首長、教育長)
  4. 各種アンケートの実施(1月)
    (ア) 学力向上実践について
    (イ) ホームページ活用について

アンケート結果及び考察について(クリックで詳細表示)

01 島尻地区学力向上推進状況アンケート(幼稚園・こども園用)

アンケートの回答方法 (5歳児対象)

以下の学力向上推進上の取組について、貴園における取組はどのようになっていますか。貴園の状況として該当するものを、下記のア~エまたはA・Bに○を付けてください

  • A 実施している
  • B 実施していない
  • ア 全教師・全幼児(10割)が取り組んでいる
  • イ 8割以上~10割未満の教師・幼児が取り組んでいる
  • ウ 6割以上~8割未満の教師・幼児が取り組んでいる
  • エ 6割未満の教師・幼児が取り組んでいる
方策1 「日常化する」 【保育の充実】
1.保育の中に知的好奇心を高める工夫をしている(教師) 46.2% 51.3% 2.5% 0%
2.協同的な遊びの中で幼児をいかす場を設定している (教師) 43.6% 48.7% 7.7% 0%
3.遊びの中で一人一人の活動を認める声かけをしている(教師) 64.1% 30.8% 5.1% 0%
4.おじぎを添えたあいさつができる(幼児) 7.7% 28.2% 38.5% 25.6%
5.「はい」の返事や「ありがとう・ごめんなさい」が言える(幼児) 13.2% 71.1% 15.8% 0%
6.後片付けや整理整頓ができる(幼児) 15.4% 64.1% 20.5% 0%
7.姿勢を正して話を聞くことができる(幼児) 23.1% 64.1% 12.8% 0%
考察
  • 9割以上の教師が幼児に丁寧に対応している。保育者の質の高い対応が「保育の質」を向上させるので、一人一人の育ちに応じて適切な言葉をかけることが大切である。
  • 「あいさつ」については、昨年同様課題がみられる。行為の良さや意義についても幼児に対し て丁寧な指導の工夫が必要である。また、コロナ禍では声を出してあいさつをするより、目を合わせておじぎをし態度で表現するほうが効果的だと考える。
  • 後片付けや整理整頓については、積極的に認める声掛けをや片付け等の場づくりが大切。
方策2 「そろえる」 【組織的改善】
8.絵本に親しませ絵本が大好きな子をめざす保育をしている(教師) 69.2% 30.8% 0% 0%
9.遊びの時間を保障し、「遊びの中の学び」を意識している(教師) 76.9% 20.5% 2.6% 0%
10.幼児理解に基づいた評価を適切に保育に反映させている 23.1% 74.4% 2.5% 0%
11.話し合い活動の中で振り返りの発表の場を設定している (教師) 59.0% 33.3% 2.6% 0%
12.園内研修のテーマに基づいた研修会を実施している(園) A 97.4% B 2.6%
考察
  • 絵本に親しませることを通して、物語の展開の面白さや想像力、文字や色彩に対する興味などを培い、個々の持つ感性を豊かにすることから、いろいろな絵本にふれあう機会を意図的に設定し、小学校の読書活動に繋げてほしい。
  • 8割以上の教師が「遊びの中の学び」を意識し、組織的な保育を展開している。
  • すべての園で研修のテーマに基づいた研修を実施している。
  • 幼稚園教育要領に沿った保育の計画・実践(評価)についても組織的・計画的に取組んでほしい。
  • 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を意識した教育活動を展開し資質向上を図りたい。
方策3 「支える」 【発達支援】
13.幼児一人一人の発達段階に応じた指導を工夫している(教師) 61.5% 38.5% 0% 0%
14.アプローチカリキュラムを実施し、改善を図っている(園) A 89.7% B 10.3%
考察
  • 8割以上の教師が幼児一人一人の活動の認め、声掛けをしている。幼児は認められることで自己肯定感が育まれる。また、認めた後の教師からの言葉(質問等)によって思考力が育まれることも留意しながら丁寧な見取りとそれぞれの子に応じた指導を工夫していく必要がある。
  • すべての教師が小学校への接続を視野に入れた活動を設定している。また、円滑な幼小接続のためのアプローチカリキュラムの実施・改善が図られている。
方策4 「見通す」 【学校組織マネジメント】
15.週案を活用して、保育の計画・実践・反省をしている(教師) 76.9% 23.1% 0% 0%
16.取組を学力向上年間サイクルに反映させ、組織的に取り組んでいる(教師) 30.8% 53.8% 7.7% 7.7%
考察
  • すべての園で8割以上の教師が、週案を活用した保育の計画・実践・反省を行っている。質の高い保育を実現するためには、週案を用いたPDCAサイクルでの保育実践と年間を見通した組織的カリュキュラムマネジメントの実施が必要である。
方策5 「つなぐ」 【学校連携・地域連携】
17.小学校教師との意見交換や合同の研修機会を設け「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を共有するなど連携を図っている(園) A 89.7% B 10.3%
18.近隣の幼児施設との連携を図っている(園) A 82.1% B 17.9%
考察
  • 小学校との連携・接続の取組については、ほとんどの園が実施している。円滑な幼小接続のためには、幼児教育と小学校教育の正しい相互理解と園での育ちを共有する場が必要である。
  • 近隣の幼児施設との連携については、9割近くの園で実施されている。すべての園が小学校への接続を意識した教育活動が展開されている。今後も連携を図り共通確認や実践が行われるよう継続的な取組が必要である。

02 (2) 島尻地区学力向上推進状況アンケート(小学校 45校)

アンケートの回答方法

以下の学力向上推進上の取組について、貴校における取組はどのようになっていますか。学校でとりまとめ、該当する下記のア~エまたはA・Bに○を付けてください。

  • A 実施している
  • B 実施していない
  • ア 全教師(10割)が実施している
  • イ 8割以上~10割未満の教師が実施している
  • ウ 6割以上~8割未満の教師が実施している
  • エ 6割未満の教師が実施している
方策1 「日常化する」 【質的授業改善】
1.身に付けたい力を踏まえた「めあて」の設定・提示をしている。 66.7% 33.3% 0% 0%
2.「めあて」と正対した「まとめ」「ふり返り」を行っている。 42.9% 54.8% 2.4% 0%
3.「問い」が生まれるような意図的・計画的な発問を工夫している。 26.2% 64.37% 9.5% 0%
4.思考を広げたり深めたりすることを意識した授業をしている。 23.8% 66.7% 9.5% 0%
5.授業の展開に生かす評価を実施し、児童生徒の学習状況を見取っている。 16.7% 66.7% 16.6% 0%
考察
  • 8割以上の教師が「質的授業改善」に取組んでいることがわかる。児童の「資質・能力」を育 むために組織的な取組が行えていることが伺える。
  • 「どこで」「何を」「どのように」評価するのかが理解できていない教師がいる。各学校での評価規準を作成するなど、校内研修や教科会等で共通理解を図り、日常的な授業改善と評価について実践を積み重ねていく必要がある。
方策2「そろえる」【組織的実践】
6.授業と連動した「宿題」を与えている。 A 97.6% B 2.4%
7.読書の時間を設定している。 A 90.5% B 9.5%
8.図書館利用を推進する取り組みを行っている。 A 97.6% B 2.4%
9.計画的・組織的な補充指導を実施している。 A 88.1% B 11.9%
考察
  • 9割以上の学校で授業と連動した宿題を与えていて、「家庭学習の習慣化」の定着を目指し内容と質と量の工夫改善が求められる。特に中学校からの主体的に家庭学習ができるように、小学校の段階から定着化を図りたい。
  • すべての学校で図書館利用が推進され、読書活動充実の取組が図られている。図書館利用や朝読書、読書月間や旬間等の取組が充実している。
  • 各種調査結果の分析を行い、年間指導計画や教育計画に反映させることが大事である。特に正答率30%未満の児童を把握し支援を充実させるための補充指導が大切である。
  • すべての教師が、学びに向かう集団づくりとして必要な学習規律の徹底や主体的に学習に向かう姿勢について、指導や支援を適切に行う必要がある。また、児童一人一人の良さや可能性を認め、学び育ちの実感が伴うよう今後も取組んでいきたい。
方策3 「支える」【発達の支援】
10.認め合い・励まし合い・助け合う学級づくりをしている。 57.1% 42.9% 0% 0%
11.児童生徒が考えをまとめたり、表現したりする時間を確保している。 38.1% 59.5% 2.4% 0%
12.振り返りや自分の考えを書く場面のある授業をしている。 40.5% 57.1% 2.4% 0%
13.スタートカリキュラムの実施・改善を図り、保育園・幼稚園・認定こども園との円滑な接続を図っている。(小学校のみ回答) A 97.6% B 2.4%
14.児童生徒の理解に基づいた支援の充実を図っている。 42.9% 54.8% 2.4% 0%
考察
  • すべての教師が、支持的風土のある学校・学級経営を通して発達の支援を充実させている。
  • 授業づくりにおいて「主体的・対話的で深い学び」と意識した取組を行っている。
  • 9割以上の小学校で、保幼こ小連携が推進され、スタートカリキュラムの実施、改善が図られている。児童の学びの連続性と系統的な指導を意識した連携が期待される。
方策4「見通す」【学校組織マネジメント】
15.取組を学力向上年間サイクルに反映させ、組織的に取り組んでいる。 33.3% 59.5% 7.1% 0%
考察
  • 9割以上の学校で、学校課題解決に向けた職員間の共有や改善が行われている。また、「学びの質を高める授業改善・学校改善」サイクルを確立することで、各学校の特色を生かしたカリキュラムマネジメントの推進が図られる。
方策5「つなぐ」【学校連携・地域連携】
16.小学校(中学校)との円滑な接続を図るため、小学校(中学校)との連携に取り組んでる。 A 90.5% B 9.5%
考察
  • 小中連携に関して、中学校では昨年と同様の数値を示しているが、今年度はコロナ禍で小中連携の研究授業や交流の実施ができない状況であった。しかし、各学校が持ち方を工夫するなどして実践している。今後も学校連携については年間指導計画に位置づけ推進していきたい。

03 (3) 島尻地区学力向上推進状況アンケート(中学校 26校)

アンケートの回答方法

以下の学力向上推進上の取組について、貴校における取組はどのようになっていますか。学校でとりまとめ、該当する下記のア~エまたはA・Bに○を付けてください。

  • A 実施している
  • B 実施していない
  • ア ア 全教師(10割)が実施している
  • イ 8割以上~10割未満の教師が実施している
  • ウ 6割以上~8割未満の教師が実施している
  • エ 6割未満の教師が実施している
方策1 「日常化する」 【質的授業改善】
1.身に付けたい力を踏まえた「めあて」の設定・提示をしている。 77.3% 22.7% 0% 0%
2.「めあて」と正対した「まとめ」「ふり返り」を行っている。 40.9% 59.1% 0% 0%
3.「問い」が生まれるような意図的・計画的な発問を工夫している。 13.7% 72.7% 13.6% 0%
4.思考を広げたり深めたりすることを意識した授業をしている。 13.6% 68.2% 18.2% 0%
5.授業の展開に生かす評価を実施し、児童生徒の学習状況を見取っている。 27.3% 40.9% 27.3% 4.5%
考察
  • 8割以上の教師が「質的授業改善」に取組んでいるが、未だに教師主導で授業が展開されてい ることがある。児童の「資質・能力」を育むために組織的な取組が必要である。
  • 今までの変わらない評価の方法で行われている学校もある。各学校での評価規準を作成するなど、校内研修や教科会等で共通理解を図り、日常的な授業改善と評価について実践を積み重ねていく必要がある。
方策2 「そろえる」 【組織的実践】
6.授業と連動した「宿題」を与えている。 A 90.9% B 9.1%
7.読書の時間を設定している。 A 68.2% B 31.8%
8.図書館利用を推進する取り組みを行っている。 A 90.9% B 9.1%
9.計画的・組織的な補充指導を実施している。 A 77.3% B 22.7%
考察
  • 8割以上の学校で授業と連動した宿題を与えているが、「家庭学習の習慣化」の定着を目指して工夫改善が求められる。メタ認知を生かした主体的な家庭学習ができるように、小学校の段階から定着化を図りたい。
  • 読書の時間を設定している割合が昨年の84%から68%まで落ち込んでいる。コロナ禍による休校があり、授業内容を抑えるため余裕時間がなく設定できていないのが現状である。せめて図書館利用や朝読書、読書月間や旬間等の取組を充実させてほしい。
  • 各種調査結果の分析を行い、年間指導計画や教育計画に反映させることが大事である。特に正答率30%未満の児童を把握し支援を充実させるための補充指導が大切である。
  • すべての教師が、学びに向かう集団づくりとして必要な学習規律の徹底や主体的に学習に向かう姿勢について、指導や支援を適切に行う必要がある。また、児童一人一人の良さや可能性を認め、学び育ちの実感が伴うよう今後も取組んでいきたい。
方策3 「支える」【発達の支援】
10.認め合い・励まし合い・助け合う学級づくりをしている。 54.5% 45.5% 0% 0%
11.児童生徒が考えをまとめたり、表現したりする時間を確保している。 36.4% 59.1% 4.5% 0%
12.振り返りや自分の考えを書く場面のある授業をしている。 40.9% 50.0% 9.1% 0%
13.スタートカリキュラムの実施・改善を図り、保育園・幼稚園・認定こども園との円滑な接続を図っている。(小学校のみ回答) - - - -
14.児童生徒の理解に基づいた支援の充実を図っている。 54.6% 40.9% 4.5% 0%
考察
  • すべての教師が、支持的風土のある学校・学級経営を通して発達の支援を充実させている。
  • 授業づくりにおいて「主体的・対話的で深い学び」と意識した取組を行っている。
方策4「見通す」【学校組織マネジメント】
15.取組を学力向上年間サイクルに反映させ、組織的に取り組んでいる。 36.4% 36.4% 27.3% 0%
考察
  • 組織的な取組については課題が見られる。学校課題解決に向けた職員間の共有や改善が必要で ある。また、「学びの質を高める授業改善・学校改善」サイクルを確立することで、各学校の特色を生かしたカリキュラムマネジメントの推進が求められる。
  • 教科関係なく学年の全体で生徒を観て、生徒の姿から良さを語れる学年会にしてほしい。
方策5「つなぐ」【学校連携・地域連携】
16.小学校(中学校)との円滑な接続を図るため、小学校(中学校)との連携に取り組んでる。 A 95.5% B 4.5%
考察
  • 小中連携に関して、中学校では昨年と同様の数値を示しているが、今年度はコロナ禍で小中連 携の研究授業や交流の実施ができない状況であった。しかし、各学校が持ち方を工夫するなどして実践している。今後も学校連携については年間指導計画に位置づけ推進していきたい。
  • 生徒の実態や学校教育の方針等を家庭や地域と共有することで、より良い教育活動が展開されることを期待したい。

アンケート項目(1月実施)

01 島尻地区学力向上推進状況アンケート(幼稚園・こども園用)

アンケートの回答方法 (5歳児対象)

以下の学力向上推進上の取組について、貴園における取組はどのようになっていますか。貴園の状況として該当するものを、下記のア~エまたはA・Bに○を付けてください。

  • A 実施している
  • B 実施していない
  • ア 全教師・全幼児(10割)が取り組んでいる
  • イ 8割以上~10割未満の教師・幼児が取り組んでいる
  • ウ 6割以上~8割未満の教師・幼児が取り組んでいる
  • エ 6割未満の教師・幼児が取り組んでいる
方策1 「日常化する」
1.保育の中に知的好奇心を高める工夫をしている(教師) 50% 50% 0% 0%
2.協同的な遊びの中で幼児をいかす場を設定している (教師) 43% 57% 0% 0%
3.遊びの中で一人一人の活動を認める言葉かけをしている(教師) 71% 29% 0% 0%
4.親しみをもって日常のあいさつができる(幼児) 14% 65% 21% 0%
5.夢中になって遊ぶ姿がある(幼児) 29% 71% 0% 0%
6.自分たちで生活の場を整えることができる(幼児) 7% 57% 36% 0%
7.自分の思いを言葉で伝えたり、人の話を興味を持って聞いたりすることができる(幼児) 57% 43% 0% 0%
方策2 「そろえる」
8.絵本に親しませ絵本が好きな子をめざす保育をしている(教師) 18% 40% 30% 12%
9.遊びの時間を保障し、「遊びの中の学び」を意識している(教師) 50% 50% 0% 0%
10.幼児理解に基づいた評価を適切に保育に反映させている 14% 79% 7% 0%
11.一日の中で振り返りの発表の場を設定している(教師) 79% 14% 7% 0%
12.園内研修のテーマに基づいた研修会を実施している(園) A100% B0%
方策3 「支える」
13.幼児一人一人の発達の段階に応じた指導を工夫している(教師) 50% 50% 0% 0%
14.アプローチカリキュラムを実施し、改善を図っている(園) A93% B7%
方策4 「見通す」
15.週案を活用して、保育の計画・実践・反省をしている(教師) 79% 21% 0% 0%
16.取り組みを市町村や園の計画に基づいて組織的に取り組んでいる(教師) 50% 50% 0% 0%
方策5 「つなぐ」
17.小学校教師との意見交換や合同の研修機会を設け「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を共有するなど連携を図っている(園) A86% B14%
18.地域の中で学びの場や親しみが広がるよう取り組んでいる(園) A93% B7%

02 島尻地区学力向上推進状況アンケート(小中学校用)

アンケートの回答方法

以下の学力向上推進上の取組について、貴校における取組はどのようになっていますか。学校でとりまとめ、該当する下記のア~エまたはA・Bに○を付けてください。

  • A 実施している
  • B 実施していない
  • ア 全教師(10割)が実施している
  • イ 8割以上~10割未満の教師が実施している
  • ウ 6割以上~8割未満の教師が実施している
  • エ 6割未満の教師が実施している
方策1 「日常化する」
1.「めあて」と正対した「まとめ」「ふり返り」を行っている。 44% 53% 3% 0%
2.「問い」が生まれるような意図的・計画的な発問を工夫している。 19% 66% 15% 0%
3.思考を広げたり深めたりすることを意識した授業をしている。 30% 58% 12% 0%
4.ICTの活用等による「個別最適な学び」に取り組んでいる。 8% 49% 29% 14%
5.話し合い活動などによる協働的な学びに取り組んでいる。 30% 54% 14% 2%
6.教科書横断的な学習や探求的な学習に取り組んでいる。 7% 39% 42% 12%
7.授業の展開に生かす評価を実施し、児童生徒の学習状況を見取っている。 20% 63% 17% 0%
方策2 「そろえる」
8.自立に向け計画的に課題に向かう取り組みを行っている。 A98% B2%
9.読書に親しむ取り組みを行っている。 A100% B0%
10.図書館利用を推進する取り組みを行っている。 A100% B0%
11.計画的・組織的な補充指導を実施している。 A85% B15%
方策3 「支える」
12.認め合い・励まし合い・助け合う学級づくりをしている。 53% 42% 5% 0%
13.児童生徒が考えをまとめたり、表現したりする時間を確保している。 46% 54% 0% 0%
14.振り返りや自分の考えをアウトプットする授業をしている。 34% 61% 5% 0%
15.スタートカリキュラムの実施・改善を図り、保育園・幼稚園・認定こども園との円滑な接続を図っている。(小学校のみ回答) 42% 41% 10% 7%
16.取り組みを市町村や園の計画に基づいて組織的に取り組んでいる(教師) 49% 51% 0% 0%
方策4 「見通す」
17.取組を学力向上年間サイクルに反映させ、組織的に取り組んでいる。 20% 66% 14% 0%
方策5 「つなぐ」
18.小学校(中学校)との円滑な接続を図るため、小学校(中学校)との連携に取り組んでる。 A95% B5%
19.地域の人材や資源等の活用に取り組んでいる。 A100% B0%
島尻地区学力向上推進委員会

本日のアクセス数:00035  トータル:18704